2月といえば節分ですね。節分といえば、「豆まき」や「恵方巻」など、日本の伝統的行事として親しまれていますが、私たちの歯の健康とも深い関係があります。
今回は、節分と歯の健康の関係についてお話します。
≪節分の豆が歯にいい理由≫
節分の代表的な行事「豆まき」に使用される福豆の原料の大豆には、歯や体に嬉しい栄養がたくさん含まれています。
カルシウム・・・丈夫な歯や骨を作る
カルシウムは溶け出した歯の成分を修復する再石灰化に必要な成分です。
唾液の分泌を促す効果もあるため、歯の健康維持に大きく関わっているといえます。また、カルシウムは歯に限らず、骨の健康を維持するためにも必要な成分なので、全身の健康を維持する上でも欠かせません。
たんぱく質・・・歯や歯茎の修復を助ける
たんぱく質は、歯の構造だけでなく、歯茎や顎の骨の健康を保つために必要です。歯が健康な状態でも、それを支える歯茎や顎の骨が弱まれば、歯を長く使い続けることはできないのです。
マグネシウム・・・歯の形成に重要
マグネシウムは、歯の最も外側にあるエナメル質の形成において重要なミネラルです。顎の骨の維持や再石灰化の促進にも関わっています。現代では、歯周病や知覚過敏を予防するためのアイテムとして、マグネシウム入りの歯磨き粉が販売されているほど、口内の健康に欠かせない成分といえます。
また、節分に使われる大豆は硬いのでよく噛んで食べる必要があります。
よく噛むと、唾液の分泌が促進されたり、顎が鍛えられるなど、歯に良い影響を与えます。
唾液には、口内の汚れを洗い流す自浄作用や、細菌の働きを抑える抗菌作用、歯の再石灰化を促す作用などがあり、どれも虫歯や歯周病予防に効果的です。
※ただし、顎周りの筋肉や歯が弱い、高齢者や小さなお子さんは食べる際に注意が必要です。
一粒ずつゆっくりよく噛むようにしたり、煮豆などを代用するなど、歯に負担がかからないように工夫しましょう
≪恵方巻と咀嚼の関係≫
節分のもう一つの定番の恵方巻。恵方(その年に縁起が良いとされる方角)
を向いて太巻きを食べる文化ですが、実は咀嚼を鍛える効果が期待できます。
適度な硬さの具材と海苔、シャリを同時に噛むので、自然と咀嚼力が向上します。
「縁を切らない」ために1本丸ごと一気に食べるのが恵方巻のルールではありますが、無理に大きく口をあけると顎を痛めたり、一気に食べようとして喉につまったりする可能性があるので注意してください。
恵方巻には太さや長さに明確な決まりはないので、無理なく食べられるサイズのものにしたり、一口サイズにカットするなど、安全に楽しめるよう工夫しましょう。
≪食後は口腔ケアを忘れずに≫
福豆や恵方巻など、おいしいだけでなく、イベントとして楽しめる行事、節分。ご家族や親戚が集まって楽しむこともあり、つい口腔ケアを疎かにしてしまうかもしれません。
歯の健康を維持する為には、日常の口腔ケアも欠かせません。特に福豆は奥歯の溝に入り込みやすく、海苔は歯間に挟まりやすいので、食後はしっかりケアを行いましょう。
節分の行事を楽しむ際は、自身の歯の状態に合わせて適切に対応しましょう。特に気になる症状がある場合は、歯医者さんに相談することをお勧めします。
新しい年の健康を願う節分の日に、歯のケアも見直してみませんか?